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みかんのコト、畑のコト

つややかなオレンジ色のみかんには、
“生っ粋のみかん農家”の歴史、こだわり、やさしさ、誇り、
さまざまな物語がギュッと詰まっています


田村さんですか? はい! 自慢の田村産です

「田村みかん」は、その名前から「田村さん家のみかんですか?」と間違われることも。「田村」とは、みかんの産地として有名な和歌山県有田郡の「田村地区」のことを指します。有田の中でも「田村」は、自然の恵みにあふれており、この土地に育ったみかんは、味わいの素晴らしさからプレミアムブランド「田村みかん」と名付けられて市場でも高い評価を獲得しています。京阪神のみならず全国のみかんファン、また、東京の有名青果店や百貨店からも一目を置かれている、田村産まれのみかん「田村の有田みかん」をぜひ食べてみてください。

木と本気で向き合うことがみかん栽培のキホンのキ

果汁がはちきれそうなほどたわわに、そして味わい豊かなみかんを実らせるために、手間暇を惜しまない、昔ながらの栽培法を今も続けています。ひとつは、水分を限界まで抑えること。意外かもしれませんが、枯れないギリギリのところまで水を与えないことであえて木にストレスを与え、酸味と絶妙なバランスになるまで実の糖度を上げていきます。また、肥料は魚粕や菜種粕をはじめとする天然由来の有機肥料を中心に使用。「みかんの木があってこそ、みかんの果実」という想いから、木と真剣に向き合い、木の持つ本来の力を発揮させる栽培法にとことんこだわっています。

石の上にも120年がっちりタフな歴史あり

今から120年以上前。クワひとつで山野を切り開き、みかんが栽培できるだんだん畑へと開墾したことから歴史がはじまった小南農園。少しずつ、少しずつ、長い歴史をかけて培ってきた畑は、今ゼロからつくることはとてもできない、小南農園のかけがえのない宝です。そんなだんだん畑を支える石垣は、すべて人の手だけでつくられてきたもの。はじめは山を開墾したときにでた石を使い、足りないときは麓から石を運んで積み上げていきました。その石垣はみかん栽培に欠かせない水ハケの良さを叶え、驚くほどの頑丈さで今日もしっかりと小南農園を支え続けています。

手塩にかけた箱入り娘に「いってらっしゃい」

収穫したたくさんのみかんの選別は、“母”を中心に作業をしています。「機械では、どうしてもみかんにキズがつきやすくなってしまうから」。気の遠くなるような作業になりますが、ひとつひとつ目で見て、手で確かめながら選別をしています。そんな母が習慣にしているのは、箱詰めしたみかんをトラックに積んで出荷するとき、その姿が見えなくなるまでずっと見送ること。「おいしく食べてもらえますように…」。まるで娘を送り出すような気持ち、と語る母親らしい言葉に、みかんへのあふれる愛情を感じます。